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プログラミングに関する自分が考えた事を中心にまとめます

読書記: ソースコードリーディングから学ぶJavaの設計と実装 (第1章)

2014年はJavaをしっかりと学び直そう、という目的の元に
いろいろなJavaに関連する技術書を勉強する。
まず第一弾として、ずっと気になっているソースコードリーディングに関するこの本。

ソースコードリーディングから学ぶ Javaの設計と実装

ソースコードリーディングから学ぶ Javaの設計と実装

とりあえず第1章を読んだので、そのまとめ。

1.1 オープンソースの特徴

オープンソースとは何か、なぜオープンソースソフトウェアの
ソースコードを読むことを主眼に置いているのかのまとめ。

オープンソースを日頃から扱っている人には特に必要なし。
逆にこれからオープンソースを使い始める人はおさえておくべき要点の整理。

1.2 ソースコードを読む目的と方法

なぜソースコードリーディングが大切かのまとめ。
ソースコードリーディングの必要性がわからない人は
ここを読んで趣旨を確認する必要あり。

自分はここを読んで、とりあえず自分の目的からぶれていないことを確認した。

読む方法についての記述もあるが、
こちらは1.5節でより詳細な記述があるので流し読みで十分。

1.3 ソースコードを読むためのUML

オブジェクト指向言語ソースコードを読む上で必要な
UMLに関する知識の整理。
UMLを知らない人も本書で最低限の知識を学んでいける形式になっている。

最低限の知識として3つのUMLを挙げており、
自分も内容には納得しているが、本当にこれでよいかは疑問。
他にも有用なパターンは存在するが、それを利用しない理由は記載されていない。
それを知りたければ関連書籍を読め、ということだろうか。

1.4 ソースコードを読むためのパターン

ソフトウェア開発におけるさまざまなパターンの整理。
GoFデザインパターン以外にも
いろいろなパターンがあることの確認。

よく知っているパターンだけでなく、気になっているパターンや
聞いたことのないパターンが出てきて少し驚いた。

本書を読む上では、どの分野のパターンについて
記載しているのか常に念頭に置く必要があると感じた。

1.5 本書の読解スタイル

本書ではどうソースコードを読み進めていくのか、の解説。
1.2節で挙げた読み進め方の詳細化。
この内容も、本書を読む上で常に意識しておくべき内容。

1.6 読解するオープンソースプロダクツとテーマ

本書で取り上げるプロダクツの選定理由および選定バージョンについて。
また、各プロダクツを読む上で、何を勉強するのかを明示している。

何を学ぼうとしているのかを、明確に記載されているのに驚いた。
こういった内容はあいまいになりがちなので、
自分が何をしているのかを見失わずに進めることができる。

1章まとめ

1章ではまだ本題に入っていないので
流し読みするつもりでいたが、
想像以上にしっかりとした印象を受けた。

特にリファレンスが丁寧で、
本文と巻末に概要や参照理由が記載されている。
本書を足掛りに、知識の幅を広げられるように感じた。

以降の章が楽しみ。