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プログラミングに関する自分が考えた事を中心にまとめます

2022年のふりかえりと2023年の抱負

2022年のふりかえり

目標に対してはあまり上手くいった年ではなかった。

できたこと

テスト

ものすごく上手くいったわけではないが、いろいろ取り組むことができた。 IaCに対しては静的解析やPolicy as Codeに、ソフトウェアに対しては特にgo言語を中心に、システムとしてはE2Eテストを試すことができた。 1つ1つはまだ入門レベルではあるが、やっとひと通りそろってきた。

健康増進

技術まわりとは関係ないけれど、健康増進に向けて運動習慣を身に付けることができた。 テニスは再開(これは正確には2021年だが)して1年以上継続することができた。 それ以上に、zwiftを始めてかなりのめり込むことができた。最初は20分がやっとだったのに、今では60分を倍近いパワーで軽く走れるようになった。このおかげで減量にもなったし体力がついた。 リモートワークで運動機会がなく危機的だった状況は脱することができたので、これは2023年も継続したい。むしろやり過ぎに注意した方がよいくらいか。

できなかったこと

個人成果の追求

これは良い面と悪い面でできなかった。

良い面とは結局組織をリードする取り組みは止めなかったということ。 これは社内のエンジニア組織およびインフラチームの拡大を通して、自分がEMおよびリードエンジニアとしての動く必要があった。また、より良いプロダクト開発のためにも、あえて組織まわりの課題を無視する・手を出さないという選択肢は自分には取れなかった。 ある程度割り切ったところもあるが、当初考えていたよりも組織寄りの行動が多かったかなと思う。

悪い面は単に個人開発に投入する時間が減ってしまったこと。 業務においても他の人の開発をフォローする時間は多かったし、プライベートでも技術以外に時間を使うことが多かった。1番の課題は個人開発のモチベーションが夏頃にゼロになってしまったこと。結局秋には自然と回復したものの、個人開発をここまで止めたことがなかったので軽い危機感があったがそれでもモチベーションが出ない状況だった。 興味に合わせて取り組む技術を選び過ぎて継続も完結もできなかったし、結局開発を楽しめたかというと疑問。このあたり、自分がどう開発と向き合いたいのか考えるか、それとも何も考えずに興味のままに取り組むか選択する必要がある。

成果のアウトプット

アウトプットもあまり満足できるものではない。

  • 登壇: 0件
  • 個人ブログ: 5件
  • Qiita+Zenn:10件
  • 会社ブログ:1件

登壇は増やしていくつもりが、結局機会を得ることができなかった。 ブログ投稿数は2022年と同水準で、これも増やしていくつもりがまったく増えなかった。実は下書きはいくつかあり、これを公開までもっていけなかったことが大きい。 勢いで書き切ること、計画的に書くことが必要。

xR技術

2021年始めに少し手を出しただけで、ほとんど取り組めなかった。特に動画まわりは何もできなかった。 会社ではこのあたりの技術が着実に前に進んでいて面白いフェーズにあり、自分はインフラエンジニアとして1歩引いた位置で取り組めずにいる。このもったいない状況はどうにか解消したい。

低レイヤ技術

低レイヤもほとんど取り組めなかった。 ECS活用は拡大しているものの、k8sはまったく触れられておらず、GPUやLinux Kernel/ディストリビューションもほとんど触れていない。多少トラブル対応しただけか。

このあたり、もったいないので手を出したい気持はある一方で、今自分がやりたい領域ではないとも感じている。必要に迫られれば対応すると思うので、どうにか機会を捻出したいところ。

2023年の抱負

2023年は好奇心と実用性をテーマにする。

2022年は目標は意識しつつも、興味を持ったものに手を出すことはできた。しかし、興味だけでは開発を継続することはできなかったし、当初定めたゴールまで辿りつくことはできなかった。 2023年は興味に応じていろんな技術に手を出すことは継続しつつも、それを自分の役に立つこと・実用性を考えて継続することを意識する。

実用性を意識した個人開発

テストもxRも低レイヤも、興味だけでは成果につながらなかったしアウトプットにたどり着けなかった。 これではどこまで開発を進めても知的好奇心を満たすことしかなかったし、ある程度取り組むと満足して手が止まってしまう。

スタートは興味でよいので、その後は実用性を意識して開発を継続するようにする。 もちろん業務やOSSコミュニティに価値を提供できればそれが一番だが、少なくとも自分の役に立つ開発になることを意識したい。

細かなアウトプット

2022年は変にアウトプットに拘ってしまった。新規性が、正確性が、充実度が、と考えて結局記事を公開できないことも多かった。 2023年はもっと細かくアウトプットする。他の人の二番煎じになって、箇条書きでも、検証不足な点があってもよい。アウトプットしない状況より小さくアウトプットすることを意識していく。

社外登壇となると難しいところだが、やはり他人とネタ被りを恐れるくらいなら考えずにCfP応募できるようにしたい。LTならそれこそ考え過ぎないでよいはず。 どちらかというと日頃のアウトプットを積み重ねて社外登壇にもっていけるようにしたい。

腕力で実装する

個人開発もアウトプットも、当初のゴールまでやり切れずに止まったことが大きな課題。 開発やアウトプットに着手したとき、始めた勢いである程度の成果にたどり着けるかがポイントだと感じており、それができればある程度継続もできる。

これは書籍「事業をエンジニアリングする技術者たち」で技術的負債の返却には腕力が必要という言葉で表現されており、これが技術的負債の返却以外にも通用すると感じた。 かっとなって開発を始めた・ブログ記事を書き始めたときに、ある程度の形になるまでもっていけるかは腕力が重要。この腕力を鍛えていきたいし、自分の腕力では解決できない課題はきちんと分割して取り組みたい。

データと仲良くなる

2023年は今まで以上にデータの扱いが重要になりそう。 いわゆるRDBだけでなくNoSQLだったり全文検索だったり、ログだったり画像だったり。

データストアの使い分けや取り扱いを上手くできるようになりたいし、システムをきちんと運用できるようになりたい。 また、システムだけ理解してデータの扱いを別のエンジニアにまかせるだけでなく、自分でもデータ操作できるようになりたい。